”踊る大捜査線 THE MOVIE 2”

劇場公開時にも見たのですが、やっぱり何度見ても面白い!と言うわけで、「ここが見所じゃね?」と思った部分をまとめておこうかと

「事件は会議室で起きてるの」

のっけから狙いすぎだろ、とも思いましたが、

「どうして現場に血が流れるんだ!」

これを言わせたかったのかなぁと。(会議室で物事=事件が進んでいるなら)どうして現場に血が流れるんだ、と。

コートの秘密

トレードマークの一つとなっている”アーミーコート”。夏でも構わず着ているくらい愛着のある品なんでしょが、今回初めてその秘密が明かされるのです。

そして、パーティ会場では「ゴミと間違われないようにね」と言っていたすみれの心境の変化にも注意。

喫煙室での会話

お互いの立場の違いから、なかなか面と向かって会話が出来ない(と思われる)青島と室井の二人が本音をぶつける場所の一つ。もちろん他のキャラクターとの会話にも使われていますが、ここも結構キーとなる場所じゃない?

前作では背中合わせに座っていた二人ですが、今回は…。また、和久さん&副総監コンビとの対比もなかなか。

室井、走る!

公開時のインタビューでも柳葉さんが”見所の一つ”として挙げていましたが、いつもは冷静沈着な室井が今回は”走ってる”のです(小走りだけど)。

「現場の君たちを信じる」

室井さんテラカッコヨス!室井さんの言葉の後、地図に湾岸署の人たちがどんどん書き込んでいくシーンは、テレビシリーズから描かれていた青島と室井の共通の夢である”所轄とか本庁とか関係なく仕事をする”っていう一つの実現形なんじゃないかと。いや、マジここのシーンは何度見ても身震いしますよ…。

「これ以上、若い者を傷つけないでくれ」

こちらもテレビシリーズから”警官殺しの事件”に絡んで何度か描かれていますが、

・青島刺される(お守りで事なきを得ましたが)
・真下撃たれる
・青島刺される(劇場版パート1)

和久さんのこの伏線に毎回泣かされてます…。個人的には、前作で青島が刺されてしまい、室井に運ばれていくのを敬礼で送るシーンに「ドワー(ToT)」でした。


と、相変わらずの踊るらしい”緻密さ”や”仕掛け”にはやられっぱなしでした。



ところでまた細かい部分に気づいてしまったので一応。気になった人はビデオやDVDでチェックしてみましょう。
序盤でのメインキャスト紹介時、和久さんの写真が写されたところで「抹消」の二文字が…。いや、おそらく物語中でのエピソードに照らし合わせて”(副総監と共に)現役を引退する”ってのを表してるんだろうけど、残念にも今作が「いかりや長介」さんの最後の作品となってしまっただけに、考えさせられるものがあります…